なぜうちの夫婦には子供がいないのか⑦オープンリー子なしへの道2
オープンリー子なしとして、生きていこうと決めた私たちの夫婦です。
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konatsure22.hatenablog.com
問題は親です。
正直私側(実母)は心配してませんでした。
実母は私を何かが著しく損なわれた欠陥人間だと思ってます。
驚くことはないだろうなと思いました。
実際話した時は
実母は手を叩いて
「あああ、ほっとした!
あなたが子供を産むとか言い出したらどうしようかと思ってた。
あなたに子供が産めたとしても育てられるわけない。
子供がかわいそうでしょ。
あなたみたいな人間でも子供なしで結婚してくれる人がいてよかった。
高山さんに感謝しないと!」
と言いました。
これ、本人は辛口のジョークのつもりなんですよ…。
娘だからわかります。
でも…もうちょっと言い方があるように思うよ、お母さん。
後にも先にも実母にこんなことを言われた人を私の他は知りません。
でもこれがわたしの母なのです。
母はそれから子供のことや私のことには一切触れず、身を乗り出して語りました。
「あと、高山さん、兄弟になるのだからうちのお兄ちゃん(独身マイペース男子)のことをよろしくお願いしますね。
お兄ちゃんは本当に心優しくていい子なんですけど、友達が少なくて…。」
以下くどくど兄の話をし、そのあとは自分の持病の話をまくしたてました。
何気に「子供を産んだらかわいそう」より「お兄ちゃんをよろしく!」の方がえぐられたなあ。
私の人生の話なのにね。
母は一張羅のスーツでちゃんと髪も美容院に行って、身だしなみを整えて結婚の挨拶に臨んでくれたようだし、何かしらの好意はあるんですよ。
こと、心の交流をしようとすると、うまくいかない母なので、反対されなかったことや好意を示そうとしてくれたことには感謝しようと思いました。
ただ、このような母を知らない(母娘の仲が悪いということは知っているけど)高山さんは果てしなく引いていました。
「なんで娘が結婚するというのに、娘はこんな子ですとかじゃなくて兄貴をよろしくと長々語るのか?俺は君の兄貴と結婚するのか?
そもそも大人同士なのに俺がきみの兄貴にしてやれることなんでそんなにないけどな」
と首を捻っていましたが、まあ、うん…それが正常な反応だよね。
でもうちでは正常じゃないんだ。
…そうだ!
「孫を産まないなんてありえない!
わたしは孫が欲しいのよぉぉぉぉ!
孫よこせ孫!」
と言われるよりマシじゃないですか?
(うん、これがきっと「虐げられ慣れ」思考)
とかも考えてみたけど…「あーやっぱりこの人は……」とは思いました。
でも、これって後で抗議しても
「そんなつもりで言ったんじゃない」
「そんなこと言った覚えはない、あなたはすぐ曲げて受け取るから困る」
というテンプレ返答しか返ってこないので、指摘しても無駄なんだよなあ。
母の情緒は一般的なものとはズレてるからこうなるわけで、いまさら正そうとしてもね…。
とはいえとりあえずはうちの方はクリアした!
ということにします。
問題は高山さんの両親です。
地方都市に住んでいます。
高山さんは男3人兄弟の末っ子で親からは相当可愛がられた愛しの末っ子ちゃんです。
ご両親はわたしの母よりもっとずっと年上。
ジェネレーションギャップがどれくらいあるのか想像もできない。
つづく
とはいえ、毎年母の日には植木鉢を贈っています。シュパットを上げたらお気に入りのようです。