なぜうちの夫婦には子供がいないのか②年齢・経済問題
友人たちの忠告を聞き、私たちは結婚話と共に子供のことについてかなり長く話し合っていました。
こちらの記事の続きです。
konatsure22.hatenablog.com
高山さんは
「子供がいるのは嫌ではない。
もし自分が30歳で結婚していたとしたら子供を作ったと思う。
ただ、45歳の今から子供を作り育てることは自分にはできない。」
と申し訳なさそうに言いました。
「今まで好き勝手に生きてきて、年齢なりの蓄えはあるけれど、老後と子育てを全て賄えるほどの大きな資産ではないんだ。
あと、経済的な不足を若さ(体力)でカバーできる歳だとも思えないよ。」
彼の中では体力や経済的なことへの不安が大きかったようです。
聞けば、今までお付き合いしてきた人と
「子供を望むか望まないか?」
で意見が割れて別れたこともあったそうです。
さらに彼の話は仮定の話に飛びます。
「もし、もしもだよ。
まあないんだけど。
仮定の話として、君に10歳ぐらいの連れ子がいて、その子と暮らすというなら受け入れたと思う。
独り立ちするまでにあと12年ぐらいでしょ。
どうやって12年を乗り越えるか?と考えられたかもしれないよ。」
わたしはこの考えには、かなりびっくりしました。
今でも正直、わからないかも…。
ステップファミリーを否定はしないけど、私なら子連れ再婚は悩むと思うからです。
子供と仲良くできるか?
ぶつかった時本当の気持ちを言い合えるか?
いけないことをしたらちゃんと叱れるか?
子供が実のお母さんを覚えていて、その人と比べられているかもしれない。
不安にならないか?
「実母とキミは別の人間だから比べても意味ない!」なんていうのは綺麗事だと思う。
特別養子縁組で赤ちゃんの時から育てるならまだしも、連れ子は前の生活の記憶があるからお子さんの戸惑いも大きいかな。
この葛藤を乗り越えつつ新しい家族を作るのはすごい忍耐力と根気がいるだろうなーというのが私の考え。
私にその器はあるのだろうか。
それを乗り越えて素晴らしいステップファミリーを作っている人はすごいと思います。
親も尊敬するし、子供も尊敬します。
皮肉などではなく、素敵なことだと思う。
でも自分は自信がない…かなり考え込まないと決断はできない。
高山さんはその点は大丈夫、たぶんできると思うそうです。
どうしてできると思うのか、根拠はわかりません。
彼は割と根拠のない自信を持っていることがあります。
とにかく私にはない考え方でした。
「こういう考えの人もいるんだな、へぇぇぇ」
と思いました。
言っていることや理屈はわかるけど、そういう切り口でのアリナシを線引きするのは、自分にはない視点です。
そもそも私に連れ子はいないので、私と高山さんが結婚するなら成り立たない仮定なんですが…。
なのでここまでは余談。
最後に高山さんは
「でも、これから子供を作って22年間きちんと面倒を見つつ、老後資金を貯めるというのはかなり難しいと思う。」
とキッパリ言いました。
つまり私たちの結婚では子供は作りたくないということです。
私はこれを聞いてどう思ったか。
心の底からホッとしました。
続きます
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