なぜうちの夫婦には子供がいないのか①忠告
何度か聞かれたことがあります。
「そろそろお子さんとか考えてないの？」
「子供はどうするの？急がないとね」
私たちが結婚したのは10年前。
人の家族計画に安易な質問をしてはいけないというムードは今ほどじゃなかった。
それと高山さんの周りの人は
「高山はたまたま結婚が遅かったね。
でも結婚したからには子作りを急いだ方がいいよ。
父親の年齢だって若いに越したことはないんだからな？
男は何歳でも大丈夫なんて考えちゃダメだ。
45歳ってそれなりに危機感を持つべき年齢だぞ？」
という善意のアドバイスとして子作りについて口にしていた気がします。
父親の高齢化により精子の質に問題が生じる可能性について言われ始めていて、それは正しい指摘でした。
また、私も31歳でした。
もし複数の子を絶対に産みたいのなら、今後のことを具体的に考えていくほうがいい。
年上の友人達の中には、不妊治療でお子さんに恵まれた人が何人かいました。
なかなか授からず現在進行形で苦しい治療を続けている人もいました。
私たちの結婚の5年前ほど前ぐらいから
「いかに不妊治療が苛烈で、女性にとって負担の大きいことか？」
というレポートが出始めた感じ。
また、治療の結果が出て、願いを果たされた方がたくさんいるんだよということも知られてきた気がします。
女性同士だと余計に不妊治療がどんなに精神的にも経済的にも大変なことなのかを聞く機会も多かったのです。
もし行くなら実績のある病院に行くのがいいと、具体的なクリニック名も挙がりました。
大変なことを乗り越えてきた方たちは、下の世代に伝えたい、自分の後悔を繰り返してほしくないという気持ちがある。
その話をしてくれた友人たちには姉心を感じました。
念のためとはいえ、教えてくれてよかったと思う。
なので、結婚報告の時点で、子供を持つなら一刻も早く。
できれば検査（ブライダルチェック）なども早めに受けたほうがいいというアドバイスをあちこちから頂いたいたのでした。
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